■ 日 時: 平成21年 4月 24日(金) セミナー 16:30〜17:30
交流会 17:30〜18:30
■ 会 場: 九州大学箱崎キャンパス(福岡市東区箱崎6丁目10-1)
セミナー :情報基盤研究開発センター 3F 多目的教室
交流会 :情報基盤研究開発センター 5F 第一会議室
※アクセス方法はこちら
(キャンパスマップの36番です)
■ テーマ: 『開発者のためのNGNインタフェース仕様ご紹介』
■ 講 師: 田中 裕之(たなか ひろゆき)氏
西日本電信電話株式会社
技術革新部 研究開発センタ 開発推進担当 担当課長
■講師プロフィール:
1995年(平成7年) NTT入社。
入社後、高速IPネットワークの構築と活用に関する 研究開発に従事。その後、フレッツ・光プレミアムの開発を担当し、現職。
現職では、次世代ネットワークの更なる発展に向けた応用的研究開発の推進を担当。
■ 内 容:
NGNでは、新たなアプリケーションやサービスを誰もが自由に創造していけるよ う、UNI、NNI、SNIという3つのインターフェースを規定し、それぞれの仕様を公
開しています。本講演ではこれらのオープンなインターフェースの技術仕様につ いてご紹介します。
* UNI: User-Network Interface
* NNI: Network-Network Interface
* SNI: application Server-Network Interface
※講演終了後に、21年度の活動について事務局から説明をさせていただく予定です。
■セミナー参加者数 54名(教育機関・公的機関 5団体、一般企業 19団体)
■交流会参加者数 34名(教育機関・公的機関 4団体、一般企業 11団体)
■セミナー資料 PDF:『開発者のためのNGNインタフェース仕様ご紹介』
■講演・交流会模様
今回は技術セミナーの最終回として、NGNのサービスを開発するために最低限の知識として必要となるNGNのインタフェースについて、NTT西日本にてNGN関連の研究開発を担当している田中様より技術的な観点からご講演をいただきました。
最初に、NGNの概要として、その特徴である「品質確保QoS」、「セキュリティ」、「信頼性」、「オープンなインタフェース」について説明があり、「オープンなインタフェース」に関してはNTTのNGNは国際標準に従って開発されており、オープン性を重要視しているとの話がありました。その後、「UNI」、「SNI」、「NNI」についてそれぞれの持つ機能について解説があり、終盤で「IP接続」、「マルチキャスト通信」、「帯域確保」、「NBE」など現在利用できるインタフェースについて説明が行なわれました。
会場からも技術的な質問がいくつかあり、NGNを利用したサービス開発に関心を持たれている方にとってはこれからのヒントとなる講演内容だったのではないでしょうか?
講演終了後は、いつものとおり第一会議室に場所を移して、ピザと乾き物と発泡酒での交流会となりました。福岡工業大学の若原教授による乾杯の発声に始まり、NTT研究所の四宮主幹技師の中締めにより、交流会は盛会に終了しました。